赤城山周辺(群馬) 大峯山(1136.3m) 2019年3月24日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 6:26 林道−−6:28 大峯山−−6:36 林道

場所群馬県利根郡昭和村
年月日2019年3月24日 日帰り
天候
山行種類山頂直下まで車で行ける籔山
交通手段マイカー
駐車場林道路側に駐車
登山道の有無無し
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
(GPX形式)
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コメント雪のため計画変更で登った山。山頂南直下を通る林道から往復。灌木混じりの唐松植林が続くが薮は無い。平坦な山頂で三角点付近の目印は5円玉が結ばれたリボンだけ。林道入口に害獣除けゲートがあるが施錠されていなく手で開閉可能




林道入口の害獣除けゲート。施錠無し 狩猟期間は終了
林道脇に駐車 林道が尾根を越える地点
尾根取付。目印あり 林道から山頂まで直線距離で139m
尾根上に廃道あり 大峯山山頂
三角点 山頂の目印は5円玉が結ばれたリボンだけ
気温は約-4℃ 帰りの林道で鹿の角を発見。落ちたてほやほや?


 大峯山は赤城山の裾野に位置する。赤城山の地形図記載の山は大峯山を除いて登山道があるメジャーな山ばかりなので、道が無い大峯山は例外的な存在だ。しかし地形図を見ると林道が山頂近くを通っており、林道が普通車で走行可能なら簡単に登れそうだし、マイカーで入れなくても林道を歩けばいいので、もし藪があっても短距離で済む。地域的/標高的に考えて藪はほとんど無いと考えてよく、無雪期の涼しい時期にでも登ろうと考えていたが、急な事情でこんな時期に向かうことになった。

 本当は上州武尊の獅子ヶ鼻山に登る計画だったが、沼田で早朝から強い雪が降り出して車道が真っ白になるほどで、山の上では大荒れが確実なので急遽行先を変更して赤城山の大峯山に向かった。このに日曜日を含めて週末は冬型が強まり山での遭難が多発。北ア涸沢岳では滑落で1名が死亡。後立山唐松岳では3組が遭難。そして上州武尊でも土曜日に日帰りで入山した登山者が当日下山せず、私が登ろうとした日曜日の昼間に救助されたとのこと。そのニュース映像では午前11時で川場村のスキー場で大雪&強風で、獅子ヶ鼻山を諦めて正解だった。

 大峯山山頂近くまで通じている林道であるが、事前に計画していなかったためネットでの調査をしておらず、マイカーで通行可能かどうか知らない状態で、とにかく現場に行ってみることにした。

 迦葉山入口の舟木集落付近では激しく雪が降りしきって路面が真っ白で冬タイヤから履き替えていなくて助かった。沼田市街へと南下するに従って徐々に雪は弱まってくるが市街地でもまだ雪は舞っていた。北を振り返ると山影は雪雲に隠れて全く見えなかった。薄根川、片品川を越えて昭和村に入ると雪は止んでくれたが、正面に見える赤城山も高い部分は雪雲に覆われていて、昨日の予報よりも雪雲の範囲は広範囲にわたっているようだ。

 カーナビに従って赤城山麓を南下、赤城山船ヶ鼻登山道の案内がある林道に導かれた。林道入口には害獣除けゲートがあるが例のごとく施錠はされておらず手で開閉して先に向かう。舗装が切れた場所に駐車場があるがその先にダートの林道が続き、ポンプの操作盤らしき電気設備のある箇所で再び施錠無しの害獣除けゲートが登場、この先の林道は明らかにこれまでより道幅が狭く、普通車で入るにはちと厳しそうだ。カーナビの地図を見るとここより西側の林道が目的の林道で、その林道入口もここより西側にあるのでそちらに向かうことにした。

 再び害獣除けゲートを開閉して一つ西側の林道入口へ。こちらも害獣除けゲートがあり手で開閉して先に進む。最初からダートであるが頻繁に車が通行しているような路面状況で、普通車でも比較的安心して走行できる状態だった。ただし場所によっては雨水が流れて縦に深い溝が掘れた場所があり、タイヤが落ちないよう慎重にハンドルを操作する。高度が上がると周囲にも路面上にも僅かに雪が残るようになるが、スタックするような深さは無いし、古い雪のようでカチカチに締まって軽自動車が乗っても沈むようなことはなかった。古い轍も残っていた。

 地形図通り標高1130m付近でT字路が登場、右(西)へと向かう。ここから傾斜が緩んでやや雪の量が増えるが、軽自動車でも問題ない程度で助かった。いつの間にか雪が降り出したが沼田と違って積もるような勢いではないが、車の外気温時計は-5℃を指していた。この標高では植林は杉ではなく唐松なので花粉の心配はなく、車内の送風を外気循環に変更してガラスの曇りを避ける。下界に戻ったらまた内部循環に切替だ。

 林道が大きく左にカーブする箇所が大峯山へ続く尾根の乗越で、幸いにして近くに路肩に駐車可能な場所があったのでそこに車を止めた。突然の計画変更で地形図を準備していなかったので車載PCのオフライン地図で山頂の緯度経度を確認し、GPSにその値を入力し、長靴を履いて出発。ここも周囲は唐松植林であるが、あまり手入れがされていないようで落葉樹も混じっていた。林道カーブのカーブミラー付近に目印が2つほど付けられているが、そんなものが無くてもここは尾根直上なので迷う心配はない。

 尾根上には道らしき広い筋があるが、人間はともかく動物もほとんど利用した形跡は無く木の間隔だけが道であった形跡を残すのみであった。ただし藪は無いので今でも歩きやすい。尾根は平坦で山頂らしき明瞭な高まりは無く、地形図を持っていないのでGPSだけが頼り。広く平坦な尾根を進むと明らかに樹林が開けた広場のような場所が登場し、中央に三角点が鎮座していた。ここが大峯山山頂だ。山頂標識が無いかと周囲を見渡すがGさん標識はおろか皆無。唯一あったのは五円玉を結び付けたピンクリボンのみ。頭上は開けるが周囲は背の高い植林に囲まれてで展望は悪い場所だった。

 地形図を持っていないのでここが最高点か不明なのでとりあえずもう少し先まで歩いてみることに。植生は変わらず手入れされていない唐松植林が続き、僅かに登っているような水平なままのような。もし登っているとしても三角点からほんの僅かだけだろう。これより先は明らかに下っているのが確認できる場所まで足を延ばしてから往路を戻り車に到着した。相変わらず積もらない程度の僅かな雪が舞い続けていた。

 林道も往路と同じルートを戻ったが、標高1130m付近のT字路で路上の雪の上に鹿の角を発見。雪が無い地面の上に鹿の角が落ちていても枯れ枝と見分けがつかない場合がほとんどだが、何もない林道の雪の上に落ちていればいやでも目立つ存在だ。ここは往路でも通ったのだがその時は鹿の角は無かった。鹿の角は春に生え変わるため、まさに今がそのシーズンで、私が山頂を往復している間に鹿がここで角を落としていったようだ。結構立派な大きさだったので頂戴していくことに。私が鹿の角を拾ったのは長野、山梨、静岡、栃木、神奈川で、群馬は初めてだ。まあ、群馬にも多数の鹿がいるのでたくさん角は落ちているだろう。

 林道入口で害獣除けゲートを開閉、いつの間にか路面は微かに白くなっていた。今回は短時間の軽い歩きで山登りらしくなかったが、群馬も登り残しの山は少なく、軽く登れる山は帰りがけのルートには無いためこのまま帰ることに。雪雲は子持山北側が境界線で、中之条市街では僅かに雪が舞っていたが榛名山は快晴。西に向かうと徐々に雪は弱まり快晴のエリアへ。しかし長野県境付近から再び雪景色に変わり、鳥居峠を越えて菅平へ入ると再び雪雲が接近し日差しが無くなる。菅平は新雪で真っ白で路面も白かったり濡れていた。気温は-4℃で、須坂への下りは凍結して慎重に運転。ゆっくり走っても2度ほどタイヤが滑った感触あり。まだ寒気が入ると標高1000m以上では冬タイヤが必要。さて、今年はいつ夏タイヤに履き替えるか悩むところ。獅子ヶ鼻山に行かなければもう変えてもいいのだが、来年に回すかどうしよう・・・

 

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